「四長の紐育旅日記」(写真編①〜ラジオシティ・ミュージックホール)
「ラジオシティ・ミュジックホール」である。マンハッタン区のロックフェラーセンタービルの隣にある劇場である。
毎年4月にはAFLのドラフト会議、6月にはトニー賞の授賞式が行われる。その他エミー賞の一部やMTVアワード等々、世界中の関心を集めるイベントが行われることで有名だ。(日本の宝塚歌劇団も此処で公演したことがある)
でも、私の個人的関心は別にある。写真の下部中央にある金色のドア!にある。此処は私の聖地なのだ。
映画「ゴッドファーザー」の中で、前半重要シーンが此処で撮影された。
粉雪が舞うクリスマスイブ、ドン・ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド(※1))の3男マイケル(アル・パシーノ)が、恋人のケイ(ダイアン・キートン)と、ラジオシティの映画館から出てくる。家族へのクリスマスプレゼントを抱え、ケイが今、観た映画(※2)の感想を楽しげにマイケルに話しているシーンだ。
正に恋人同士の幸せなイブ!それが次の瞬間、暗転する。ケイの顔色が変わる。ラジオシティの脇の歩道の新聞販売スタンドに、「コルネオーネ暗殺か?」「暗黒街のボスが銃撃される!」の見出しが踊っていたのだ。
此処から物語は大きく動く、マイケルが二代目のドン!ゴッドファーザーへの道を歩き出す。あんなに嫌っていた家業を継ぐことになる。ヴィトー・コルレオーネの三男のマイケルに託していた夢、彼には知事や上院議員そして米国大統領になって欲しいと思っていた夢が儚くも途絶えるのだ、、、何度も何度も見たが、私はこの場面まで来ると、一気に緊張感が昂まる。
聖地のパワーは凄い。これまで偉そうに書いて来たが、実は私、ラジオシティを目指して来た訳ではない。ロックフェラーセンタービルの屋上にある展望台「トップ・オブ・ザ・ロック」を目指して来たのだ。
恥ずかしながら、ラジオシティがこの場所にあることは知らなかった。言わばたまたま通り掛かったのだ。そんな私に聖地は、此処まで語らせるのである。
結果的に聖地巡礼!パワースポットは侮れない。
(※1)参照・リンク→「四長の紐育旅日記」(2)
(※2)因みに、二人が観た映画とは?ケイのセリフ「私が尼僧だったら、、、」から推定される。オードリー・ヘップバーンの「尼僧物語」だと思う。時代はオードリーの全盛期、彼女の主演作は軒並み大ヒット、この「尼僧物語」もワーナー・ブラザースに空前の興業収入をもたらした、、、でも「尼僧物語」を二代目ドン・ゴッドファーザーが観ていた、、、マイケルの感想も聞きたいところだ。
こちらも参照・リンク→「四長、『尼僧物語』のオードリーを詠む」