「四長の紐育旅日記」(写真編⑥〜エンパイア・ステート・ビルディング❷)


 この写真だけを見て、建物の名前を当てることが出来るならば、貴方は相当なニューヨーク通だ。ヒントは左の道路標識!此処が5番街と東34通りの交差点であることが分かる。答えは『エンパイア・ステート・ビルディング』!ビルの下層部分、土台部分だ。(タイトルでも分かるが、、、)

 何事も実際に現地(G)に行ってみて、初めて(H)分かる(W)ことはあるものだが、今回の旅行で私の最大の「GHW(DAI語です)」の一つは、この写真に写っている。エンパイア・ステート・ビルディングの土台!とにかく土台部分が巨大なのだ。

 昔、映画の中でキングコングが、このビルの頂上によじ登り、頂上で尖塔部分にぶら下がり戦闘機と戦った(※1)。コングが外壁や尖塔に掴まるため、一部の装飾に損傷を生じた。しかし、ビルそのものは、倒壊したり、大きく破壊されることは無かった。

 ウソだろう?あの重量がビルにのしかかり、ぶら下がるのだ。「ちょっと、キングコング!『エンパイア・ステート・ビルディング』に忖度しすぎだろう?」と思った。

(だって、ゴジラやシンゴジラと言ったら、国会議事堂!東京タワー!レインボーブリッジ!といった公共の建造物だけでなく、銀座の和光!など私有の建造物も、何の忖度もなく気持ち良く(想像だが)、破壊するじゃないか?)

 でも、今回の訪問の事前勉強で、『エンパイア・ステート・ビルディング』に航空機と接触する過去があることを知った。1945年、濃霧の中、米国陸軍のB25爆撃機が、79階部分に衝突!機体がビル内に突っ込んだのだ。

 火災が発生し、80階部分に炎焼したが、40分後に消火された。建物自体の損害は比較的少なく、2日後には営業を再開したと言う(※2)。

 建築工学の知識はゼロの私だが、これも、やっぱり巨大でいかにも堅牢そうなこの土台があったればこそではないかと思う。

 『エンパイア・ステート・ビルディング』、今では、高さは世界各国の高層ビルに大きく劣後する。しかし、容積!総質量ではまだまだトップクラスのようだ。鉛筆みたいで、風が吹けば折れそうな昨今の高層ビルとは、鍛え方(イヤ、土台)が違うのだ、、、

 そうか!キングコングが忖度した訳じゃなかったんだ!

 エンパイアが創った「現代のバベルの塔」は土台が凄い!ちょっとやそっとじゃ崩れないぜ!(GHW!)


(※1)1933年、米国で公開されたRKOピクチャーズ製作・配給の特撮映画。

(※2)真偽は不明だが、9.11、アルカイダが航空機突入の標的から、エンパイア・ステート・ビルディングを外したのは、この史実があるとの説もある。

このブログの人気の投稿

《写真・短歌》四長、『青が散る』を求めて天童へ旅する。

《写真・俳句》四長、師走の京都を旅する。

四長、パリへ行く‼️(最終章)ブルス・ドゥ・コメルス〜変わらないでいるために、変わり続けるパリ‼️

仙台堀日記・臨時増刊号《写真漢詩・短歌》四長、磯谷渚監督作品「ポーラーナイト」を語る。