四長、パリへ行く‼️(写真編②〜ダリュ階段)
「サモトラケのニケ」が鎮座するルーブ美術館「ダリュ階段」の踊り場である。
この「ダリュ階段」!、現在もルーブル美術館で最も美しい階段と呼ばれているが、その歴史は古い。
19世紀の初頭にルーブル宮に誕生する。その後も多くの名建築家たちにより改修が重ねられ、現在に至っている。一体どれだけの数の人が、「ニケ」を見上げ心昂らせて、この階段を昇って行ったのだろう?
一方、この階段を降りて来て、世界のファンを一気に魅了、心をしっかり掴んだ銀幕のスターもいた。オードリー・ヘップバーンだ。
ローマの休日の4年後に封切られた映画「パリの恋人」で、彼女はジバンシィのドレスを身に付け、「ニケ」のポーズを真似て、ゆっくりと階段を降りて来た。正に女神降臨!である。
彼女がフレッド・アステアと共演したこの「パリの恋人」は、彼女にとって初のミュージカル映画だった(※)。
歌もダンスも吹き替え無しで挑戦している。特にダンスはアステアも顔負けのキレキレ!元々バレリーナ志望であったオードリー!封印してきたミュージカル女優としての才能を思い切り解き放った。
映画は「凱旋門!」「シャンゼリゼ!」「オペラ座!」「エッフェル塔!」とパリの名所を余すとこ無く巡る。彼女は終始ご機嫌で、開放感・充実感・幸福感に満ちているような演技だった。
きっと、あの映画撮影の後、もし記者会見があったなら、記者の質問に彼女はこう答えたに違いない。
「勿論、ローマは大好き!これは変わらない。でもパリも好き、、、大好き!」と、、、
(※)当時、ハリウッドで最も売れて多忙なオードリー・ヘップバーンだったが、「パリの恋人」はダンスの天才フレッド・アステアと踊れるということと、撮影が大好きなパリで行われることで、大喜びで出演を受諾したという。