四長、パリへ行く‼️(写真編⑨)


 オルセー美術館のロダン・コナーにある「歩く人」である。(因みに私は「歩きながら考える人」である)

 この「歩く人」!ロダンにとっては非常に重要な作品。ロダンの名誉を回復した作品である。

 この作品の発表する迄、ロダンはある黒い噂!フェイクニュース!に悩まされていた。その3年前に発表した作品、等身大の立像「青銅時代」が、余りにリアルであったため、「ロダンは人体を型取り(デスマスクみたいに?)している」と噂されたのである。

 現代を生きる私なら「そんな噂をする輩は、君の才能に対して嫉妬いるんだ。言いたい奴には言わせておけ!何れ、わかる人にはわかるよ」とアドバイスしたいところだが、ロダンはその噂が絶対に許せなかった。

 「目で観察して、手で再現する」と言うミケランジェロの後継を自負していたロダンとしては、何としても払拭しなければならない噂だった、、、そこでロダンはどうしたのか?

 この「歩く人」を造ったのだ。等身大ではなく人体よりも一回りも二回りも大きなこの像を、、、噂は消え去り、ロダンの名声は永遠のものとなった。(当時、3Dプリンターは無かった)


(※)現代アートに於いては、型取りもコピーも3Dプリンターも表現方法として認められている。但し、使った方法を正確にディスクローズするのが絶対条件だ。本当は型取りしたものを、自分が彫ったとか造ったと言うのは許されない。昔も今もインチキをアートとは呼ばない。


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