《写真漢詩》ブログ開設記念海外編9(ローマ・パンテオン)

  ローマ編3日目です。今日は古代ローマの遺跡のパンテオンの写真を見て詠んだ漢詩をお届けします。パンテオンはローマ市内、マルス広場に建造された神殿です。写真撮影は2016年、そしてこの短歌を読んだのは、その6年後の2022年です。確か何度目かの緊急事態宣言かまん延防止措置の最中に詠んだ記憶があります。それもあってか、この七言絶句は神殿の前の広場、そして広場を埋め尽くす人の群れを詠んでいます。

 残念ながら、神殿の中の写真が残っていないせいか、室内のことは、天井の丸い天窓のイメージ以外は余り憶えていません。一方で広場の群衆については、飛び交う言語の多様さが明確な音の記憶として残っていました。


 そして、その音の記憶と共に降りて来たのが、「広場」と言う漢詩の題名です。ヨーロッパでは、「広場は都市の本質そのものだ」と言われていますが、正にその通り、「早く世界中の言語、会話が飛び交うローマの広場の本質が帰ってくると良いな。」「またいつの日か自分もその広場に居たいな。」と、その時強く思ったこと、憶えています。

明日は、イタリアの小さな村?を詠んだ漢詩をお届けする予定です。

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