《写真短歌》四長、白馬村の持続可能を勝手に考える。(白馬・秋・2)

 

昨年訪れたときの写真&短歌


 「ベスト・ツーリズム・ビレッジ(BTV)」をご存知だろうか?2021年から国連世界観光機関(UNWTO)が選定している。経済、社会、環境、あらゆる側面から見ても持続可能性の取り組みを継続する優れた農漁村観光地が選ばれる。2023年は世界の54地域が選定されているが、白馬村も選定された。選定基準は結構難易度が高い。白馬村役場の健闘を讃えたい。

 白馬村ファンの私も自分のことの様に嬉しい。私は白馬村は春夏秋冬全ての季節に対応出来る大変優れた高原リゾートだと思っている。村に泊まれば、「八方アルペンライン」「白馬岩岳マウントリゾート」「白馬五竜平」等々、白馬三山をはじめとする北アルプスの秀峰が間近に見えるスポットまで、ロープーウェイやリフトで難なく登ることが可能だ。高齢者や障害を持った人でも非日常体験が味わえる。

 勿論、上級登山者用のルートも整備されている。そして冬はスキー(スノーボードも)だ。長野オリンピックの会場になったゲレンデが、世界中のスキーヤー(スノーボーダーも)を待っている。北海道のニセコみたいに、もっともっと国際的に評価されても良いリゾートだと思う。しかし、若者のスキー離れが進むにつれて、最近少し元気が無い。それが気がかりだ。今回のBTV選定を機に嘗ての賑わいを元気を取り戻して欲しいと思っている。

八方尾根スキー場

 唯、私は我儘だ。逆方向のことも考えている。余りに賑わい、人口が急増(合併もあるかも)、村が町や市に昇格ってことには絶対になって欲しくない。私は白馬村の村(ビレッジ)という響きが気に入っている。どうか、長野県北安曇郡白馬村!正真正銘の「村」であり続けて欲しい。

 「村」の定義は。各都道府県で条例で定められておりマチマチだが、大体は人口で定められている。私が小さい頃は、日本は高度成長期で、全国全ての自治体が、村は町へ、町は市へ、一段上を目指していた。(それは現代の日本では持続可能ではない気がする。)

 今はどうなっているのか?気になって法律を調べてみた。現在は「人口など全ての条件をクリアしていても、住民の意思で「村」の呼称を選択することも可能」だそうだ。そうか、それなら、「村」のままで賑わい、移住などで人口を増やすことも可能だ。

 「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」には白馬町や白馬市より白馬村がより相応しい。是非、白馬村の皆さんには「村」を選択して頂いて、いつまでも「村」として持続して欲しい。(我儘かな?)





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