《写真短歌》四長、ダリアを見て、ジョセフィーヌを語る。


  もし貴方がダイアの花を親しい人から贈られたら、、、何しろダリアの花言葉は「不安定!」と「移り気!」、、どちらも複雑だ。最近の自らの行動を振り返った方が良いかもしれない。

 花言葉「不安定」の由来は、短歌の解説にあるように、フランス革命の混乱だ。でも、もう一つの花言葉「移り気」を決定づけたのは、ジョセフィーヌだろう。フランスの英雄ナポレオン・ボナパルトの最初の妻。ルーブル美術館にあるダヴィッドの大作「皇帝ナポレオン1世と皇紀ジョセフィーヌの戴冠」の絵の中で、皇帝ナポレオンから戴冠を受けているあの皇妃である。


 このジョセフィーヌ、とにかくダリアの花が大好きだった。しばしばダリアの花に囲まれた庭で、園遊会を催し、ダリアが彼女の代名詞となった。そしてまた彼女の「移り気」ときたら、これはもう半端ない。年齢詐称でナポレオンをゲットしてからも浮気しまくり、浪費もしまくる。現代であれば、毎週「文春砲!」「新潮砲!」が炸裂だ。その後、嫡子が出来なかったことを理由にナポレオンに離婚される。でも、流石のナポレオンも彼女の浮気性には手を焼いたというのが真相のようだ。

横浜・港の見える丘公園の花壇で撮影

  此処まで書くと、ジョセフィーヌ!とんでもない女性のようだ。しかし彼女、唯の浮気女ではない。人気があったのだ。兵士や市民たちに絶大な人気が。全く飾らない性格でスキャンダルにもめげず常に明るく振る舞う健気な、それが人気の理由とされている。

 でも、私はもう一つ決定的な理由があったと思う。その理由とは「あげまん!」。彼女はナポレオンにとっては勿論、フランスの国にとってもかけがえのない「あげまん」だった。それ故、国全体が彼女を勝利の女神として受け入れた。国民が彼女と右肩上がりのフランスを共有していたのだ。

 そしてその国民的人気が奏功する。彼女は、ナポレオンと離婚した後も、ナポレオンが失脚した後も、パリ郊外のマルメゾン城で過ごす。フランス革命のマリーアントワネットとは違い、以前とあまり変わらない生活(多額の年金が支給されていた)を送ることを国民から許され、人生を全うする。恐らくはダリアの花に囲まれて、、、

私の中では、ダリアの花言葉は「あげまん」だ。


 

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