《写真漢詩》東大寺二月堂の「お水取り」は火祭りだ!(飛鳥・大和路吟行シリーズ6)
奈良・東大寺の二月堂である。毎年3月の初めに行われる伝統行事「お水取り(修二会)」の舞台である。お堂の回廊(廊下&階段)を大きな松明を持った僧侶たちが駆け回る。下から見上げる観衆たちは、その松明から迸る火の粉を浴びれば、1年間無病息災で過ごすことが出来るという。私から見れば完全に「火祭り」である。
私は子供の頃、疑問に思っていた(今でも、その疑問は、完全には解消されてはいない)。「何故お水取りは3月の行事なのに2月堂なのか?何故『火祭り』なのに『お水取り』なのか?」大変プリミティブな疑問だが、親に聞いても困らせるだけなので、ある日、学校の社会科?の先生に聞いた。
先生の反応といえば、こんな感じ、全く要領を得ない。「昔から、二月堂で行われ、「お水取り」と呼ばれている。それで良いだろ。変なこと聞くな。」、、、納得出来なかった。一方で自分で百科事典ででも調べれば、何か分かっただろうが、それもしなかった。(その辺が私の弱いところだ。)
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| 「お水取り」はこの回廊を大松明が駆け巡る。 |
最近は、ネットをググれば大抵のことは直ぐに分かる。ググった。先ず何故二月堂かは、旧暦では二月だったから。成程!これは明快だ。(ついでに、寺には「二月堂」「三月堂」だけでなく、実は「正月堂」と「四月堂」もあることも判明した。重要行事が行われる月(旧暦)がお堂の名前になっている。)
でも、何故、火祭りなのに「お水取り」なのか?の方の検索結果はイマイチだ。恐らく、広義の「お水取り(修二会)」の中に、狭義の「お水取り(若狭井より香水を取る)」や「お松明?」や諸々の行事があるということだろうけど、スッキリしない。
今年もテレビでは「お水取りの松明が回廊を走ります!」「お水取りの火の粉が飛び散ります!」と松明が駆け回り、火の粉が飛び散る映像を流していた。どう見ても、あれは「火祭り!」だ。
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| 新緑の二月堂の境内、人影は無い。離れ鹿が遊んでいた。 |


