《写真短歌》{ 号外 } 天皇陛下仙台堀行幸!

中川船番所資料館内の番所のジオラマ

   突然だが、私は現天皇陛下のファンである。ファンという言い方が畏れ多いのであれば、リスペクトしている。一人の男として。天皇陛下は外務省のキャリア官僚であった現皇后陛下と婚約されるとき、「一生、貴方をお守りします。」と言われたと聞く。その言葉をお守りになり、皇后が病気になられたときも、周囲の雑音に耳を貸さず、一人で公務を黙々と行われた。そして婚約時のお約束通り、今日まで皇后をお守り抜かれた。その姿勢は立派だ。男として称賛に値すると思う。


「区報」によれば、その天皇陛下が江東区に行幸された。中川船番所資料館を御視察されたのだ。行幸は後付けで「区報」で広報されたが、完全なお忍び行幸である。

 中川船番所と言えば「仙台堀の入り口」である。江戸時代、仙台藩の米は、この中川の船番所で検められ、小名木川に入り、すぐに左折、仙台堀を通り、清澄の仙台藩の蔵屋敷に納められた。従って「天皇陛下が、中川船番所を御視察されたということは、仙台堀を行幸されたと言っても過言ではない。」(少し過言か?)


 では何故、天皇陛下は中川船番所を御視察されることになったのか?公務のお忙しい中?それもお忍びで?

 私は大変気になり、早速、中川船番所資料館の取材を敢行した。資料館の受付の女性にインタビューすると、平日で私以外の入場者がいなかったので、「区報」を手に取り、気楽に取材に応じてくれた。彼女曰く「そう、お忍びでした。天皇陛下ご自身が中川船番所に大変興味を持たれているということで、熱心に質問されていた。大変有り難いことです。」と。

中川船番所近くの公園にある旧小松川閘門、天皇陛下は資料館の後、此処も視察された。

 そうか、天皇陛下はご自身の意思で希望で、中川船番所(仙台堀入り口)を視察されたのだ。そういえば、天皇陛下は水に大変興味を持たれていると聞いたことがある。それも飲料水としての水というよりも、水運、舟運に利用される水だ。英国のオックスフォード大学に留学された際も主たる研究テーマは「テムズ川の交通史」であったそうだ。

 ロンドンと東京、テムズ川と仙台堀川、確かに結びつく。現場主義であられる天皇陛下は、ご自身の目で江戸の水運の要であったこの場所、仙台堀や船番所を確認したかったに違いない。

 天皇陛下、コロナ禍の前は、年に何度も海外で水運に係る講演をされて来たとのこと、そしてその講演の翻訳のお手伝いを皇后陛下がされていたとのことだ。素晴らしい!コロナも峠を過ぎた。天皇陛下には、是非是非皇后陛下とご一緒に皇室外交を展開され、江戸の水運の歴史を世界に向けて発信して頂きたい。その中に仙台堀が出てきたら、私はこの上なく嬉しい。




このブログの人気の投稿

≪写真漢詩≫四長の『現代漢詩論』

《写真漢詩・短歌》臨時増刊・四長、江東区でプリツカー賞を堪能する。

仙台堀日記・臨時増刊号《写真漢詩・短歌》四長、磯谷渚監督作品「ポーラーナイト」を語る。

《写真俳句》臨時増刊・四長、横須賀美術館で山本理顕氏のプリツカー賞受賞を祝う‼️

《写真漢詩》四長、ウィーンで「第三の男」を追跡す。