《写真漢詩》マイボタニカルライフ(7)(屋外編・四長、ナンジャモンジャを「マイボタニカル定期観察樹」に認定する。)



 
 昨年の4月24日詠んだ漢詩である。タイトルの「花風月酒」は、私が鳥が大の苦手なので、「花鳥風月」の鳥を外して、大好きな酒を入れた苦心のタイトルである。写真にある白い花を愛で、心動かされ、今から昼酒を飲みそうな勢いが伝わる。下手は下手なりに幸せな老境を詠んだ作品である。上の写真では、木の全体像が伝わらないので、下の写真で全体像をお伝しよう。

2022年4月24日撮影

 木の名前はヒトツバタゴ、通称「ナンジャモンジャ」の木である。まさに「何じゃこれは!」という大迫力である。全体を雪のような白で覆われている。一方、近づいて見れば一つ一つの花弁は細く実に繊細で愛らしい。感動的であると言う点においては、私の中では全植物中NO.1かもしれない。(「ナンジャモンジャ」としては国内有数、天然記念物級の名木だったと私は思っている。)その「ナンジャモンジャ」がである、、、

 今年の4月14日、「ナンジャモンジャが、もう開花しているかもしれない(昨年の満開は4月24日だったけど、今年は全ての植物の開花が早い)。」いや「もう散ってしまっているかもしれない。」と家人を脅し、心踊らせ、仙台堀を北上した。しかし昨年は、かなり遠くから見えたはずのナンジャモンジャの白い塊が、なかなか見えてこない。何かあったのか?段々不安になる。その不安が現実になった。

2023年4月14日撮影
 正に「何じゃこれは!」である。剪定されたのだろう。ボリューム感は昨年の10分の1以下である。ところどころ、鋭利に切断された幹、枝が痛々しい。ネットで調べれば、ナンジャモンジャは剪定の必要が無い品種とある。それが、ここまで剪定されたのは、よっぽどの理由があったのに違いない。理由が知りたくて区役所に電話しようと思ったが、何とか思いとどまった。

 剪定のあとを見れば、明らかにプロの技である。残った花弁は元気に風に揺れている。ナンジャモンジャは絶滅危惧種2類であることを思えば、ナンジャモンジャをサバイブさせるためにはこの大胆極まりない剪定が必要だとのプロの判断だったのだろう。

 そう理解すれば、後私が出来ることは一つしかない、ナンジャモンジャを暖かく見守ることだ。私はこのナンジャモンジャを「マイボタニカル定期観察樹第1号」に認定した。これからは週に1回、必ずこのナンジャモンジャを見に来ることを自らに課した。でも、このナンジャモンジャ、昨年の姿まで回復するのにどのくらいの時間を要するのだろう?5年か?10年か?

 私も頑張って生きていかなければならない。酒量は少し減らさなければならないと思った。(家人は、今だけよというが、、)


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