《写真漢詩》ブログ開設記念海外編12(サグラダ・ファミリア NO.1)

  勿論、世界中の建築物を知っている筈もないが、私にとって建築物から受けた感動の大きさと言う点では、スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリアが空前絶後だ。未だ建築中で、完成予定もコロナ禍の影響もあり、二転三転していると聞く。完成したならば、それこそ老骨鞭打ってもう一度訪ねてみたいが、一方で、自分が死ぬまで未完のままでいて欲しいとの思いも併存している。そんな思いを拙い詩に載せたのが、下の七言絶句だ。


「スペインの大きな夢が今ここに在る。その名は聖家族教会。何年もの年月を費やせば完成するのか?(いや)永遠に創造し続けることこそ、神の意思ではないか?」

 漢詩の写真にもクレーンが2本映っている。でもクレーンが良く似合う。他の有名な建築物に行って、写真の撮影範囲に補修工事が映るとガッカリするものだが、サクラダ・ファミリアにはそれがない、逆に建設現場であり続けるところが魅力ではないかとさえ思う。


 サグラダ・ファミリアの凄さは、外観の迫力だけではない、スペインの天才建築家にして最大のアーティスト、アントニオ・ガウディの繊細な工夫、計算され尽くした仕掛けが内部に施されている。その一つ一つに感動し、詩歌を詠んだ私の作品を今日から8日間お付き合いいただければと思う。(詩歌はともかく写真は綺麗です。)

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