《写真短歌》京都吟行シリーズ(1)伏見寺田屋
3月5日から11日まで、京都吟行と称して、京都に住んで?きました。その日々のレポートです。先ずは伏見方面からお届けします。(まだまだ固まってはいませんが、これから出来るだけ京都で過ごしたいと考えています。仙台堀と京都、10対1位に出来たらというのが理想ですが、、、)
伏見の寺田屋と言えば、幕末、坂本龍馬が遭難した「寺田屋騒動」の現場だ。現在の建物自体は跡地に再建されたもののようだが、土地の記憶が為せる技か、再現された現場は想像していた以上に生々しい。龍馬が高杉晋作から貰ったピストルの弾痕も柱にしっかりあり、刀痕もあちこちにある。そして龍馬の恋人お龍(りょう)が、風呂に入っていて幕府の役人が寺田屋を取り囲んでいるのを察し、裸で階段を駆け上がり龍馬に危機を知らせたというあの「風呂」も「階段」も此処にはある。リアルな歴史、あの日の龍馬の闘争・青春・恋愛がごちゃ混ぜになって此処では感じられる。幕末ファン・龍馬ファンには堪らないテーマパークだ。不思議な興奮に胸がざわつき短歌も降りて来た。
下の写真が、その風呂と階段、階段を上がってすぐ左が龍馬の部屋、(NHK大河「竜馬がゆく」で浅丘るり子が、「龍馬伝」では、真木ようこがお龍(りょう)を演じていたのを思い出す。)何の変哲も無い普通の風呂と階段だが、「寺田屋」の中で見ると輝いて見える。「歴史の現場」というパワーを実感した。