《写真漢詩》仙台堀アート

  「仙台堀はアートの宝庫である。」と私が言っても誰も信じて貰えないですが、それは事実です。仙台堀の至るところに彫刻やレリーフが無造作に設置されています。でも近所の人たちにとっては見飽きた風景であり、誰も足を止めず行き交っています。かく言う私も現役のサラリーマン時代は全く関心無く通り過ぎていました。ところが、定年後のある日気がついたのです。これらは素晴らしいアートではないかと。特に運河跡の壁のレリーフが素晴らしく、気がつくと写真を大量に撮影して、遂にそれで写真集を兼ねたカレンダーを製作してしまいました。名付けて「壁の記憶 SENDAIBORI」、通称「壁シリーズ」の誕生です。


 壁シリーズは、写真だけでなく、漢詩製作にも色々インスピレーションを与えてくれ、結構沢山の詩を読むことが出来ました。



 上の漢詩の写真の壁は、勿論レリーフではなく、自然の蔦が壁を覆ったものです。でも色といい、線といいアートだと感じませんか、漢詩もすっと浮かんで来ました。

 皆さんも、仙台堀にお越しの際には、上の壁たちを探して回ると、結果的に他のアート作品とも出逢うことになり、意外と楽しめるかもしれません。お勧めです。

 







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