《写真短歌》仙台堀と漢詩
今日は、仙台堀と漢詩についてお届けします。
漢詩と聞いて、令和の世に漢詩かと不思議がられる人が大半だと思いますが、私は結構嵌っています。(詳しくは、このブログのメニューの「ご挨拶」→「私の漢詩論」に、でも長文につきお暇な時にのみご覧下さい。)
仙台堀と漢詩と言えば、私は、やはり仙台藩の始祖、独眼竜の伊達政宗を連想します。政宗は戦国武将として知られていますが、その時代を代表する教養人・趣味人で漢詩の腕もなかなかだったようです。その政宗が詠んだ有名な五言絶句を紹介します。
この漢詩は、司馬遼太郎の同名の小説「馬上少年過ぐ」を読んで知りました。第一句の「馬上少年過」の僅か五つの漢字で、「常に馬の上(戦場)で過ごし、戦さに明け暮れた」武将伊達政宗の前半生を切り取る鮮やかさに痺れました。そしてその痺れが、私が漢詩に嵌る大きなキッカケとなり、現在はほぼ毎日、政宗公所縁の仙台堀を散策し、漢詩や短歌を詠む幸せを満喫しています。正に「残躯天所赦 不楽是如何」を実践しています。
そんな政宗公への感謝&リスペクトの心境を詠んだ短歌です。
空の上から、「短歌の出来はともかく、俺への思いは伝わった。今後も「不楽是如何」を忘れず、精進するように」って独眼竜がウインウしてくれました。
仙台堀の夜景、ライトアップはありませんが、運河の水面に揺れる灯影は幻想的です。
明日は、仙台堀に繋がる木場公園からお届けします。