《写真漢詩》ブログ開設記念海外編10(チィヴィタ・ディ・バーニョレージョ)羅飛多
昨日予告したイタリアの小さな村を詠んだ作品です。唯、小さな村と言っても、そこは天空の城、「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」の集落です。この村について今日と明日の二日間、作品をお届けしたいと思っています。
まず、今日は、余り予備知識も無いまま、この村(天空の城)を遠望したときの驚き、感動を詠った漢詩です。
本当に驚きました。「チヴィタ・ディ・バーニョレージョ」は、2500年前にエイリトリア人によって築かれた都市の跡ですが、今は崩落の危険もあり、「死にゆく町」とも呼ばれています。しかし、私の目の前に現れた天空の城は、スタジオ・ジブリの大ヒットアニメの「天空の城・ラピュタ」の如く生き生きとして、今にも大空へ飛び立って行くような迫力でした。
漢詩の題名「羅飛多」は如何にも無理無理の当て字ですが、どうしても漢詩の中に、「ラピュタ」を思い浮かべた自分の感動を入れ込みたい私の切なる願いの表れ、ということでご理解下さい。
明日は、写真にもあるこの村への唯一の交通手段である狭い橋を渡り村に入り、そして詩の中で詠んだ鐘楼の教会を詠んだ漢詩をお届けします。