《写真漢詩》『三都物語』の復活はアリだ。(神戸吟行シリーズ3)


  神戸のオリエンタル・ホテルのカフェからの眺めだ。神戸の街は、海と山が迫り自然も身近だ。古くからの港街で異国情緒も漂い、そのお洒落な風情は誰もが憧れた。一生のうち一度は神戸に住みたいと思ったのは、私だけではない筈だ。

 そんな神戸について、最近、少し淋しい残念なニュースを聞いた。2023年10月1日時点の推計人口が150万人を下回ったというものだ。

 オマケに久元喜造市長が「人口が今後増加に転じる可能性は殆ど無い。」と述べたという。大変正直な市長ではある。神戸市については「市営地下鉄海岸線」や「神戸空港」の利用者数が予想を大きく下回り、「神戸ハーバーランド」の核テナントの撤退、「新長田駅前再開発」の失敗など、暗いニュースが確かに多い。悲観的になるのも無理もないが、政令指定都市のトップとしては、些か淋しい発言だと私は思う。

居留地

     実は大都市の人口減少は、何も神戸市だけの話では無い。同じ関西の京都市も1970年の142万人が、2023年は138万人に減少している。大阪市も70年の298万人が、23年には274万人に減少している。

 唯、京都も大阪も、現在ではインバウンドの外国人観光客で溢れ、人口減少を感じさせない賑やかさがある。それに比べると同じ関西圏の大都市として、神戸の元気の無さは少し気になるところだ。

神戸・中華街

   私は、こうなったら「アレ」を復活させるしか無いと思っている。(いつもの独善的意見だ。)私が考える「アレ」とは、1990年に開始されたJR西日本の観光キャンペーン「三都物語」!この復活である。

 関西圏の京都・大阪・神戸の三都市をセットにして、今度は自治体主導のキャンペーンとして展開させるのである。「千年の古都・京都」「食い倒れの街・大阪」「異国情緒溢れる港街・神戸」、それぞれ異なる個性を持った三つの大都市!バラ売りでも十分行けるかもしれない。でも、セットとなれば最強だ。相乗効果は相当なものがあると思う(特に神戸はメリットが大きいのでは)。

 この「三都物語」キャンペーン、90年代は国内向け企画だけだったが、かなり盛り上がったのを記憶している。5年続いたが、1995年に終わった。阪神・淡路大震災である。その後は震災復興キャンペーンが優先する。当然だ。

 でも、あれから28年!もう復活させても良いのでは。今度はインバウンド向け「三都物語」だ。単なる観光だけでなく、魅力的な生活空間としての「三都物語」を3自治体連携してアピールするのもアリだ。外国人の移住も増えて、人口減少に歯止めがかかるかもしれない。

居留地のライトアップ

 ところで、この魅力的なキャンペーン名「三都物語」は、JR西日本の登録商標だ。でも、此処はJR西日本も全面的に協力してくれるに違いない。そして、あの人も喜んで協力してくれるだろう。90年代にキャンペーンソング「三都物語」を歌っていたあの人、谷村新司さんだ!雲の上から思い切り熱唱して応援してくれるに違いない。



本年1月神戸・北野の異人館を巡った。前に神戸を訪れたのは1994年、当時は北野の異人坂も楽々登れたのに、、、でも、神戸の街の眺めと魅力は、あの時も今も変わらない。

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