《写真短歌》マイボタニカルライフ(12)(屋外編・立葵、木槿に嫉妬する。)
「立葵(タチアオイ)」である。日本列島では丁度梅雨入りの頃から咲き始め、梅雨明けの頃まで花が開花するため、「梅雨葵」とも呼ばれる。
花の色は、赤、白、ピンク、紫と大変多彩である。古来、中国から薬用として渡来し、平安時代の源氏物語の柏木にも、この花を詠んだ和歌が登場する。
そう、私はよく「立葵」と眼が合う。昨年の夏には特に目が合った。そして、その頃の「立葵」は私に何か話したげ?であった。
そんな「立葵」、名前の如く直立している。地面から茎が真っ直ぐと空に向かって伸び、1〜3mの背丈となる。
丁度2mくらいの背丈であれば、茎の先の花弁の部分が顔のように感じられる。眼は無いのに眼が合う感じがする。
いや、話したげというよりも、何か私に文句がある、訴えたいことがあるといった感じがした。
ある時は、背中に何か気配を感じ、振り向いたら、「立葵」がじっとこちらを恨めしげに睨んでいた。少し怖かった。




